茨城県社会福祉協議会(通称「県社協」)では、地域の人々や機関・団体との連携を図り、誰もが人として尊厳を持って、住み慣れた家庭や地域の中で、その人らしく自立し、社会参加を行いながら、安心して暮らせる福祉社会づくりに取り組んでいます。

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炊き出しボランティアを取材してきました!

炊き出しボランティアを取材してきました!

「桜のレストラン」開店!

炊き出し

遅れていた桜が咲き誇りだした4月11日、笠間市にある「茨城県教育研修センター」において小さな本格韓国料理店がオープンしました。オーナーは横浜市港北区に韓国料理店「チング」と「ヘンボッケ」の2店舗を展開している千代川光宏さん。千代川さんは調理マネージャーである金さん夫婦、そして従業員の方々とともに、店の定休日を利用し、福島県からの避難者の皆様に温かい手作りの本格韓国料理を提供するためにボランティアとしていらっしゃいました。

地震が起きた当時、千代川さんは仕事でタイにいて日本と電話連絡をしている最中だったそうです。その後、NHKのニュースで日本の状況を知り、連絡の取れた金さんと相談し何か自分たちのできることをしたいと話し合いました。炊き出し2「自分たちが突然行くことで、地元の方々に迷惑をかけたくなかったので」と思い、まず事前に電話で茨城県を含めた宮城県や福島県などの被災地に連絡を取り、今回は調整ができた本県で炊き出しを行ってくださいました。

当日の午前3時まで仕込みを行い、午前5時に横浜を出発、考えたメニューは、ご飯に自家製キムチ、韓国風おかず、ソルロンタンスープ(牛骨スープ)、トウングルレチャ(百合の根のお茶)、そして韓国のりで、本場韓国で30店舗の韓国料理店を経営していた金さんが調理マネージャーの厨房は活気にあふれ朝夕合わせて100食がふるまわれました。

館内にお昼を告げるアナウンスが流れ本日のお客様が食堂に集まり始めました。食堂内には金さんの奥様こだわりの自家製キムチや、7時間煮込んだソルロンタンスープなどの良い香りが広がりました。お年寄りから子供まで食べやすいようにと工夫された辛さを抑えたプロの料理に、大人たちだけではなく、小さなお子さんたちの間にも「おいしい」と笑みがこぼれていました。

「厨房が立派で助かりました。茨城県には知り合いなどがいるわけではなく今まで縁がとくにあったわけではありませんが、困ったときにはお互い様。このような形であれ、ご縁ができたのがうれしいです。炊き出し3受け入れ態勢があればまた足をのばしたいです」と、調理場で指示を出す千代川さんは、自社のタイ式マッサージの店舗において、2週間ほど前からチャリティ企画として1万5千円で5時間のタイ式マッサージのフルコースを行っているそうです。売り上げは、全額日本赤十字社に義援金として寄付することとしており、コースの内容も充実していることから、お客様からは自分も楽しめるうえ寄付もできると大変好評だということです。
これからも、災害支援活動はいろいろな形で続いて行きそうです。

桜が運んできた茨城で一日だけ開いた小さな韓国料理店は、笑顔にあふれていました。

災害情報

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